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【リオから東京五輪へ(下)】先人たちの意見どう受け止めるか

【リオから東京五輪へ(下)】

先人たちの意見どう受け止めるか

リオデジャネイロ五輪・マラソン日本代表候補

リオデジャネイロ五輪・マラソン日本代表候補【拡大】

 タイムが低調で若手の登用も叫ばれた男子、好記録の優勝者に即座の内定が出なかった女子。今回の選考は多くの問題が噴出した。さまざまな指導者が選考基準に疑問を呈し、東京五輪へ日本陸連との“綱引き”が始まったとの見方もある。

 「今回は優勝者への敬意がなかった。選考策定委員会を開いて、幅広い意見を募るべきだ」

 1984年ロサンゼルス五輪女子代表の増田明美さん(52)は、勝者への配慮を求めた。世界選手権を含めた選考4レースで、日本勢がすべて優勝する可能性を踏まえ、「派遣設定を2時間24分以内とし、優勝でもある程度のタイムは求めていく必要がある」と提案した。

 88年ソウル、92年バルセロナ五輪代表の中山竹通氏(56)は、昨年8月の世界選手権(北京)入賞で内定を与えた点を問題視する。「海外の強豪は、高額の賞金レース出場が最優先。以前ほど世界選手権を重要視していない。ならば4年後はメダル(3位以内)を条件にするべき」。開催時期が違う世界選手権と国内選考会とで基準に差があってはならないと強調した。

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