2016.3.15 05:00(2/2ページ)

【リオから東京五輪へ(上)】青学大・原監督、「ポイント制」での選考導入を

【リオから東京五輪へ(上)】

青学大・原監督、「ポイント制」での選考導入を

2月の東京マラソンでは原監督の指導する青学大・下田が代表選考対象となる日本勢2位に入った

2月の東京マラソンでは原監督の指導する青学大・下田が代表選考対象となる日本勢2位に入った【拡大】

 男子は3度の選考会で陸連の派遣設定記録2時間6分30秒に遠く及ばなかった。選考レースの途中では、代表枠3の削減まで陸連幹部が示唆する事態になった。箱根駅伝で青学大を2連覇に導いた原晋監督(49)はユニークな視点から提言を行った。

 「マラソンの五輪メダルは日本の悲願。注目されているのに、陸上界だけの論理(選考)は成り立たない」

 そんな持論を持つ原監督は選考基準(選考レースで日本勢上位3人以内が対象、タイムと内容を総合的に判断する。設定記録を上回った者を優先)を撤回して若手を登用するよう求めた。

 教え子の下田裕太(19)が2月の東京マラソンで、2時間11分34秒をマーク。選考対象となる日本勢2位に入ったことで、身びいきとの批判もあった。

 「次の五輪が東京でなければ言いません。でも東京である以上、今後のことを考えていかないと」

 さらに原監督は選考基準の根本的問題を指摘した。

 「五輪も世界選手権もペースメーカーはつかない。勝負が重要。だから選考レースではペースメーカーは外すべし」

 そして東京五輪へ向けた選考方法にポイント制導入を提案した。ハーフマラソンや1万メートルも含め、一定期間の記録をポイント化。そこに選考レースの結果も加味してランキングで決める制度だ。

 国民が納得できる選考基準を求めた原監督はジョークとも、本気ともつかない言葉で締めた。

 「国民あっての陸上界。一般の方々からは『もっといけ、もっといけ』と言われています。主に居酒屋で…」。(五輪取材班)