2016.3.7 05:00

【谷口浩美の目】北島は30キロ以降勝負に出た…東京より好内容

【谷口浩美の目】

北島は30キロ以降勝負に出た…東京より好内容

 北島のラストスパートは素晴らしかった。石川を抜いただけでなく、トラックで外国選手を交わし、最後まで腕もしっかり振れていた。気温が20度弱まで上がった厳しい条件の中、2時間9分台前半をマークしたことは評価できる。

 レース全体を通してもペースメーカーに付いていき、日本勢4人が2時間9分台で走った。序盤で外国勢に離されたという点では2月の東京と同じだが、30キロ以降は勝負に出た部分が大きく違う。終盤にペースを落とした外国勢を拾うという、日本選手の持ち味でもある粘りをみせてくれた。

 東京で日本勢最高だった高宮と、今大会の日本勢で北島に次ぐ2位だった石川とはタイムで1分32秒の差がある。昨年12月の福岡国際で2時間8分台だった佐々木と北島は順当に選出され、3番手は石川に分があると思う。 (1991年世界選手権東京大会男子マラソン金メダリスト)