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This is 「琴バウアー」琴奨菊のルーティン正式命名

This is 「琴バウアー」琴奨菊のルーティン正式命名

日本記者クラブで記者会見する大関琴奨菊=16日午後、東京都千代田区

日本記者クラブで記者会見する大関琴奨菊=16日午後、東京都千代田区【拡大】

 決めるときには、相撲同様一気に決める。約50分間の会見が終了する間際になって、琴奨菊がやおら、ひな壇から手を伸ばして指名した。その先には外国通信社に勤務する女性記者がいた。

 「こちらの女性に決めてもらいましょう」

 土俵上、大関は最後の塩を取ると体を大きく反らすパフォーマンスをみせる。集中力を高める独特のルーティンが、フィギュアスケートのテクニック「イナバウアー」と似ていることから、2つの表現が併用されていた。「琴バウアー」そして「菊バウアー」だ。

 その女性記者は「琴バウアーで」と返答。その場で“統一見解”が示された。琴奨菊が入門した当時の師匠、先代佐渡ケ嶽親方(元横綱琴桜、故人)は同部屋の力士のしこ名に「琴」の文字を入れてきた。生前、同親方は「琴」の文字を「『今』に『王』になる」とよく説明していたものだ。

 1月の初場所で国内力士として10年ぶりの賜杯を抱いた琴奨菊はこの日も「自分ではよくわからないから。アンケートで決めてもらえれば…」としていたが、土壇場でみせたむちゃぶり気味の“注文相撲”。ピタリと決まって、3月の春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)で綱とりに挑む。 (奥村展也)

(紙面から)

  • 琴奨菊のおなじみのルーティンは「菊バウアー」ではなく「琴バウアー」で決着!?
  • 記者会見で「琴バウアー」を披露する大関琴奨菊=東京都千代田区の日本記者クラブ
  • 日本記者クラブで記者会見する大関琴奨菊=東京都千代田区