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【乾坤一筆】ときには五輪しのぐ…箱根駅伝の「重み」

【乾坤一筆】

ときには五輪しのぐ…箱根駅伝の「重み」

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
青学大の独走に終わった箱根駅伝だが、相変わらず注目度は高かった

青学大の独走に終わった箱根駅伝だが、相変わらず注目度は高かった【拡大】

 東京・大手町のオフィス街は熱気に満ちていた。3日の昼下がり。箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)のゴールと出社時間が重なった。ジャージー姿の学生に一般ファンも混じって何重にも人垣をつくっている。

 汗だくになりながら、何とか、かき分け、会社の入り口にたどりついた。ビルの10階から見ると、ゴール前にはすごい数の人たち。人気のすさまじさを体感した。

 箱根駅伝は不思議な大会だ。関東学生陸上競技連盟が主催し、関東の21チームが出場し、関東一を決める。なのに、愛知・熱田神宮から三重・伊勢神宮までを走る全日本大学駅伝とは比較にならない注目を浴びる。青学大の独走だったのに視聴率は往復平均で27・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。他にめぼしいイベントがないという事情があるにせよ、これほどの盛り上がりは尋常ではない。

 陸上競技の長距離で日本が世界のトップクラスだった数十年前ならいざ知らず、今のレベルは世界からほど遠い。人気の理由を探ってみたが、これと言った説得力のある理由が見あたらない。

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