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“バド王子”桃田賢斗の挑戦!リオ「金」でバドミントン地位向上へ

“バド王子”桃田賢斗の挑戦!リオ「金」でバドミントン地位向上へ

桃田は昨年、日本のエースの座を不動にした。今年はさらに大きな舞台で輝く(撮影・斎藤浩一)

桃田は昨年、日本のエースの座を不動にした。今年はさらに大きな舞台で輝く(撮影・斎藤浩一)【拡大】

 日本のバドミントン界はこれまで、複に注目が集まることが多かった。自分の調子が悪くても、パートナーがよければ何とかなる複とは違い、単はすべて自分の責任になる。困っていても誰も助けにきてくれない。孤独や相手との戦いでもある。自分の個性を最大限に生かせることが魅力。試合中はやりたいことをできて、性格やプレースタイルが露骨に分かる。コートを挟んだけんかに近い。

 スーパーシリーズファイナルの優勝賞金(8万ドル=約960万円)は今年の9月にもらえる予定。まだ免許を持っていないので、リオ後はゆっくりしながら免許を取っていい車に乗りたい。

 子供たちに夢を与えるためにも将来は1億円プレーヤーにと思っている。今は世界ランク3位でリオではメダル候補の1人に過ぎないけど、東京五輪までには世界1位になり、ビッグタイトルを取って優勝候補筆頭として臨みたい。バドミントンで世界を相手に活躍したら、プロ野球選手みたいにいっぱいお金を稼ぐことができて、注目されるようになればいい。 (バドミントン日本代表)

★バドミントンと五輪

 1992年バルセロナ大会から正式種目に採用された。前回2012年ロンドン大会で女子複の藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)が銀メダル。正式種目採用後、男女を通じて日本初のメダルを獲得した。各種目の出場選手は今年5月5日付の世界バドミントン連盟(BWF)の世界ランキングに基づいて選出され、単は上位16位(桃田は現在3位)、複は上位8位となっている。

桃田賢斗(ももた・けんと)という男

 ★生まれ 1994(平成6)年9月1日生まれ、21歳。香川・三豊(みとよ)市出身
 ★名前の由来 映画『スーパーマン』の主人公クラーク・ケント。父・信弘さん(51)が「世界で通用する男になってほしい」という願いを込めた
 ★きっかけ 吉津小2年のとき、地元の三豊ジュニアに所属していた姉・めい子さん(24)の練習についていき、競技を始める
 ★全国制覇 小学6年時に全国小学生選手権、福島・富岡一中3年のとき全国中学校大会、福島・富岡高3年時には高校総体を制覇
 ★世界制覇 富岡高3年時に世界ジュニア選手権で日本選手初の優勝。NTT東日本入社後は、14年男子国別対抗戦トマス杯で、日本の初優勝に貢献。15年にスーパーシリーズ・ファイナルの単で日本男子初の頂点に立った
 ★得意技 ネット付近に飛んできたシャトルを相手コートのネット際に落とすヘアピンショット
 ★座右の銘 努力に勝る天才なし
 ★サイズ 1メートル75、73キロ。左利き
 ★趣味 音楽鑑賞。好きなグループはEXILE
 ★理想の女性タイプ 女優の沢尻エリカ。「小悪魔的なところが好き」
 ★あこがれの人 サッカーブラジル代表FWネイマール

(紙面から)

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