2015.12.27 12:00(2/2ページ)

西岩親方「今の知識あったら、中学卒業後に角界入りする決断できない」

西岩親方「今の知識あったら、中学卒業後に角界入りする決断できない」

5歳の頃、地元・弘前のねぷた祭りに参加する (本人提供)

5歳の頃、地元・弘前のねぷた祭りに参加する (本人提供)【拡大】

 本格的に始めると、相撲は面白いと思いました。テレビで大相撲中継を見るようになり、大相撲の雑誌を買うようになり、少しずつ好きになって、将来はこういう世界に入りたいという気持ちになりました。

 高校進学か、プロ入りか、どうするかと悩んでいた中3の夏でした。大相撲の巡業が弘前市で行われて、当時小結の貴花田関(のちの横綱貴乃花)に稽古をつけてもらいました。2番相撲を取らせてもらい、ああテレビの人だ、憧れの大スターだ、と。土俵入りや取組も見ました。そこから一気に力士になりたいと心が動きました。

 弘前実業高校に入学させていただく話もありましたが、もしも行っていたら実家同士が歩いていけるくらい近かった高見盛と同級生で、3年間同じ相撲部で汗を流していたんでしょうね。

 今の知識があったら、中学卒業後に角界入りする決断はできないでしょうね。中学生だから怖いもの知らずで思い切って飛び込めました。大人になってみたら、高校や大学に行った方がいいと思えます。中学生で何もわかりませんでしたから。それが逆に良かったのでしょう。(産経新聞[話の肖像画]2015年10月20日掲載/聞き手 藤原翔)