2015.12.26 07:00(2/2ページ)

井上尚弥、一番の“敵”は減量「舌が回らなくなる」/BOX

井上尚弥、一番の“敵”は減量「舌が回らなくなる」/BOX

井上尚弥

井上尚弥【拡大】

 自分にとって、減量が一番の敵です。ライトフライ級のときは、普段から10キロほど減量していましたから。毎試合前、絶食する日もありました。

 減量中は体が乾ききって、舌が回らなくなります。体重を落とすための練習をするのですが、体が動かないから汗が出ません。だから食べ物を摂取できず、自然と絶食するしかなくなります。2階級上げると、違いましたね。ボクシングをやっていない人なら、たかが3キロかもしれませんが。

 前の階級では力を出し切れていない思いがありました。減量が厳しくて、試合で動けないのでは意味がありません。それなら階級を上げて伸び伸びやろう、と。試合を楽しめますし、強さをアピールできます。

 実際、試合では自分がびっくりしました。試合当日の体の戻りや、パンチの乗りが全然違いましたから。

 <試合を乗り越えた後の楽しみの一つが好物の焼き肉を食べること>

 試合が終われば、食べたいものを食べるようにしています。外食に行くなら、やっぱり焼き肉です。肉を食べられて、野菜、ご飯、スープがあって。いろいろなものが食べられます。そういうのが好きなんです。

 ただ、焼き肉に行っても肉の部位には気をつけています。脂身を少なくとか。特に牛タンが好きで、4日連続焼き肉を食べに行ったこともあります。

 量もけっこう食べますよ。いまの体重をキープして、しっかり練習します。食べなきゃ練習もできないので。(産経新聞[話の肖像画]2015年3月16日掲載/聞き手 藤原翔)

井上尚弥

 いのうえ・なおや 平成5年、神奈川県座間市生まれ。小学1年からボクシングを始め、神奈川・相模原青陵高時代にアマチュア7冠。24年10月に大橋ジムからプロデビューした。昨年4月に日本選手最短の6戦目で世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王座奪取。同年12月には世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王座を奪い、日本選手最短で2階級制覇を果たした。身長163・1センチ。戦績は8戦全勝(7KO)。

(紙面から)