2015.12.9 21:28

中国戦で“アウェーの笛”警戒 地元テレビ局も入れず…証拠映像残さない狙いとも/水球

中国戦で“アウェーの笛”警戒 地元テレビ局も入れず…証拠映像残さない狙いとも/水球

 水球の男子日本代表が9日、東京辰巳国際水泳場で行われた強化合宿を公開した。すでに来年のリオデジャネイロ五輪出場を決めている米国代表と練習試合を行い、16日からのアジア選手権(中国・佛山)に向け入念な調整を行った。

 日本男子は、1984年のロサンゼルス五輪を最後に、五輪の舞台から遠ざかっている。32年ぶりとなる大舞台に立つためには、アジア選手権で強豪の中国、カザフタンを破り優勝することが条件。2位、もしくは3位に入れば世界最終予選にまわることができるが、大本ヘッドコーチは「最終予選は厳しい。来週勝たないと」とアジア1位での出場権獲得を目標に掲げた。

 日本男子は、昨年のアジア大会で中国を撃破。強豪・ロシアのクラブで活躍する選手が多いカザフスタンも強敵だが、日本はそのロシアに今夏の世界選手権で勝利している。決してアジア2強に見劣りしない実力をつけてきた。

 警戒すべき点は、“アウェーの笛”。開催地は中国で、試合会場には中国のテレビ局も入れない措置がとられているという。証拠となる映像を残さないことが狙いとも見られており、中国戦は通常ではありえない審判ぐるみの完全アウェーの試合になる可能性もある。大本ヘッドコーチは「根気強く、レフェリーに文句を言って熱くなったりしないのが大事」と選手に言い聞かせているという。

 志水祐介主将(27)=ブルボンウォーターポロクラブ柏崎=は「笛を気にしすぎて自分たちのプレーができないのはダメ。声を掛け合えば、(ファウルに対する)修正はできる」と自信を見せた。今後は11日の午後7時から東京辰巳国際水泳場で行われる強化試合を経て、現地・中国入りする。