2015.6.29 05:03

柔道創始者“直系”の筑波大、東海大破り国公立大初V/柔道(2/3ページ)

代表戦で優勝を引き寄せ、ヒーローインタビューを受ける筑波大の永瀬貴規=日本武道館

代表戦で優勝を引き寄せ、ヒーローインタビューを受ける筑波大の永瀬貴規=日本武道館【拡大】

 試合終了が近づくとカウントダウンが始まり、控えにいる選手たちが抱き合って喜ぶ。そしてブザー。柔道創始者、嘉納治五郎師範“直系”の筑波大が、国公立大として初めて大学柔道の頂点に立った。

 「優勝はOBの悲願でした」と増地克之監督。勝利を決めた主将の永瀬は、「本当にうれしい。(4年生で)最後のチャンスなのでかけていた」と感極まって涙した。

 決勝を前に、増地監督は選手に「お前たちが新しい歴史を作るんだぞ」とハッパをかけた。

 嘉納師範が校長として柔道と人の道を教えた東京高等師範以来の伝統を持つ筑波大は、キャンパスに師範の像がある大学柔道の“本家”だ。だが過去は2度の準優勝(うち1度は東京教育大時代)が最高。国立大で、有力な高校生を誘おうにも私学のように奨学金を出せないハンディの中、地道に勧誘と強化を続けてきた。

 「永瀬ら4年生に選手がそろった今年、勝てなければ2度とチャンスはないと思っていた」と増地監督。選手は期待に応えた。

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  • 国立大として初めての優勝を飾った筑波大。前列右端は永瀬、同左端は増地監督
  • 初制覇を果たし、喜びの記念撮影をする筑波大の選手たち=日本武道館