2015.6.22 05:03

棺には大好物の納豆…元大関貴ノ浪の通夜に逸ノ城ら300人が参列(2/3ページ)

通夜に参列した後、会場を出る貴乃花親方

通夜に参列した後、会場を出る貴乃花親方【拡大】

 あまりにも急すぎる死が喪失感を増幅させた。43歳という若さでこの世を去った音羽山親方。通夜に参列した師匠の貴乃花親方をはじめ、関係者の多くは沈痛の表情で一様に言葉を失っていた。玉ノ井親方(元大関栃東)が「急すぎて何も言えない」と話すのが精いっぱいだった。

 憔悴(しょうすい)した夫人の陽子さんが、弔問客を迎える中、祭壇の中央上に笑みをたたえた3枚の遺影が代わる代わる映し出された。関係者によると、その下には「貴勇院釈貞誠」としたためられた戒名。現役時代のしこ名「貴ノ浪」から「貴」、本名の貞博から「貞」と1字ずつ入れられていた。

 棺には愛用していた眼鏡とともに納豆が入れられた。心臓、胃などに持病があったことから、服用する薬の関係で食べられなかった大好物だった。

 貴乃花一門以外でも、親友の湊親方(元小結湊富士)、弟子の小結逸ノ城が駆けつけた。現役時代、故人の自宅マンションに泊まり、二子山部屋の稽古でともに汗を流した湊親方は「姿を見るまで信じられなかった。思い出はいっぱいある」と言葉を詰まらせた。

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  • 音羽山親方の柔和な表情の遺影が参列者の悲しみを誘った(代表撮影)
  • 故人に指導を受けたことのある逸ノ城も斎場を訪れた
  • 斎場を出る貴乃花親方=愛知県名古屋市守山区の平安会館守山斎場(撮影・森本幸一)
  • 斎場を出るG大阪・明神=愛知県名古屋市守山区の平安会館守山斎場(撮影・森本幸一)