2015.2.23 05:03

「無名の大学」から世界見えた!佐野、日本勢2位の9位/マラソン

日本勢2位でゴールした佐野。2時間10分を切り、世界選手権代表候補に浮上した

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 東京マラソン(22日、東京都庁前-東京ビッグサイト)世界の強豪に互して、佐野が日本勢2位の9位でゴールした。「最低限の目標」2時間10分以内も達成し、「無名の大学(出身)でもあきらめずにやればここまでたどり着ける」と、喜びをかみしめた。

 33キロ過ぎで先頭集団に離されたが、なんとか食らいついていけた。苦手なトラックでのスピード練習に取り組んできた1年間の成果を実感した。

 千葉・麗沢(れいたく)大時代は、3年時の箱根駅伝で関東学連選抜のアンカーとして区間2位になったのが最大の勲章。実業団では当初、結果が出ず、引退も考えた。だが、初マラソンだった一昨年3月の延岡西日本で優勝。現役続行を決意した。

 今大会は基準記録を持つ「エリート」の登録だが、招待選手ではなく5400円の参加費を支払った。それでも結果を出したことで「世界選手権の選考に上る」と日本陸連の宗猛長距離・マラソン部長。雑草ランナーは、「1年後は8分台を出して、五輪代表に選ばれたい」と夢を描いた。 (只木信昭)

佐野広明(さの・ひろあき)

 1988(昭和63)年2月28日生まれ、26歳。静岡県出身。浜北西高時代は全国高校総体出場経験はない。麗沢大3年時に関東学連選抜で箱根駅伝10区に出場、区間2位。2013年3月の延岡西日本マラソンで初マラソン優勝。同年10月のシカゴ・マラソンでは自己記録(当時)の2時間10分29秒で7位。自己ベストは5000メートル13分45秒32、1万メートル28分43秒61、ハーフ1時間2分40秒。1メートル75、52キロ。

(紙面から)