2015.2.23 05:00

【藤田敦史の目】今井の記録は諦めずにやった結果

 今井は初めてマラソンで最後までしっかりしたレースができた。後半になっても走りが乱れず、実力を出せた。失敗を重ねながらも、あきらめずにやった結果だ。

 同じ福島出身で今後に期待を込めていうなら、さらに記録を短縮できた可能性はあった。35キロから40キロまでのタイムは15分41秒。優勝したネゲセより1分以上遅い。ラスト2・195キロでは7分2秒もかかった。

 極端ないい方をすれば勝ち負けのレースというより、アフリカ勢に引っ張られた記録会のようだった。35キロを迎える前に、先頭集団から脱落したことが悔やまれる。そこまで粘れれば、違った経験ができただろう。 (前男子マラソン日本記録保持者、富士通長距離コーチ)

(紙面から)