2015.2.21 05:00

【TOKYOから世界へ(下)】“元祖・山の神”今井正人「チャレンジしていく」

“元祖・山の神”こと今井は、7位に終わった昨年11月のニューヨークシティー・マラソンの経験を生かす

“元祖・山の神”こと今井は、7位に終わった昨年11月のニューヨークシティー・マラソンの経験を生かす【拡大】

 手応えのある負け方だった。順大時代は箱根駅伝の山上り5区で3年連続の区間賞を獲得。“元祖・山の神”こと今井正人(30)=トヨタ自動車九州=は、7位に終わった昨年11月のニューヨークシティー・マラソンの経験を生かす。

 「自信になった部分はある。上(のレベル)で戦うには、チャレンジしていかないと」

 26キロ付近でペースを上げ、前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(32)=ケニア=らを従えて先頭を走った。だが、32キロ付近の周囲のペースアップにはついていけず。「後ろから追われたとき、どう感じるかわかった」とトップの重みを体に刻んだ。

 今回は10度目のフルマラソンとなる。昨年2月の別府大分毎日で自己ベストの2時間9分30秒をマーク。「長い時間がかかっているけど、一歩ずつ前進している」と確かな手応えをつかんだ。日本陸連のナショナルチームのメンバーにも入り、世界を目指すライバルから刺激を受けた。

 「結果が出せれば、タイムがついてくる。きっかけをつかめるレースにしたい」

 夏の暑さは得意としており、8月の世界選手権(北京)代表の座をつかめれば、来年のリオデジャネイロ五輪へチャンスは広がる。冬の箱根路で名をはせた今井が、世界へ羽ばたくときが訪れようとしている。  (おわり)

今井 正人(いまい・まさと)

 1984(昭和59)年4月2日生まれ、30歳。福島・南相馬市出身。原町高-順大。箱根駅伝では1年で2区、2年から山上りの5区で3年連続の区間賞。2007年トヨタ自動車九州入社。08年8月の北海道で初マラソン。1メートル69、56キロ。

(紙面から)