2015.1.22 05:02

【浪速の花、燃ゆ(中)】重友梨佐、挫折乗り越えマラソン界のエースへ

2012年の覇者も昨年は惨敗。不振からの復活を目指す重友

2012年の覇者も昨年は惨敗。不振からの復活を目指す重友【拡大】

 もう一度、笑顔でゴールテープを切る。走る喜び、楽しさを取り戻した重友梨佐(27)=天満屋=が、浪速路での完全復活を目指す。

 「前はマラソンを走れるのか不安が大きかったけど、今は走ることが楽しいと思えるようになった。楽しむ気持ちをもって走りたい」

 挫折を乗り越え、再びスタートラインに立つ。2012年大会を2時間23分23秒で制して同年のロンドン五輪出場権を得たが、それ以降、五輪を含め、満足のいく走りはできていない。昨年大会は16キロ付近から急失速し、自己ワーストの2時間58分45秒で64位。再起には時間がかかった。

 練習を本格的に再開したのは昨夏。年末年始に米ニューメキシコ州アルバカーキで合宿を張り、1月4日には40キロ走を完走できた。周囲に「こんなに走れたのは記憶にない」と手応えを語った。

 「競技をやっている以上、そこ(世界)を目指さないといけない」

 8月の北京世界選手権、16年リオデジャネイロ五輪へ向けての再スタート。笑顔でゴールを駆け抜けたとき、名門・天満屋のエースは、日本女子マラソン界のエースへと生まれ変わる。 (高瀬悟嗣)

重友 梨佐(しげとも・りさ)

 1987(昭和62)年8月29日生まれ、27歳。岡山・備前市出身。小3で競技を始め、岡山・興譲館高3年時には全国高校駅伝で優勝した。2006年に天満屋入社。11年4月のロンドンで初マラソン。12年大阪国際は2時間23分23秒で初優勝し、五輪代表に選ばれた。同年のロンドン五輪は79位。14年の大阪国際は2時間58分45秒の64位だった。1メートル68、52キロ。

(紙面から)