2015.1.21 05:00

【浪速の花、燃ゆ(上)】奥野有紀子、雨の日は1日1000回「腹筋祭り」(2/2ページ)

初マラソンに挑む奥野。大阪国際でブレークし、東京五輪を目指す (撮影・寺口順平)

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 「ネクスト ヒロイン」枠から出場する22歳の奥野が浪速路で初のフルマラソンに挑む。

 「マラソンで日本代表になれる選手を目指したいです」

 大学、社会人でランナーだった父・俊昭さんに誘われ、小1から陸上を始めた。西京高時代の専門は1500メートルと3000メートルだが、短距離に力を入れていた同校の方針から、ウエートトレに重点を置いて練習をしてきた。雨でグラウンドが使えない日は特別メニューの「腹筋祭り」。1日に1000回以上をこなし、強い体幹、ランナーの土台が築かれた。

 京産大に入学すると、“道”が開けた。3年時から本格的に長距離に転向。13年7月のユニバーシアード(ロシア)でハーフマラソンで銅。4年時には日本学生女子ハーフで優勝。夢見ていたステージが目標に変わった。

 「(2020年)東京五輪まで挑戦したいと思うようになりました」

 浪速路から世界へ。輝きを放ち始めたヒロイン候補が、夢への扉を開く。 (新里公章)

「ネクスト ヒロイン」枠

 大会独自の育成枠として2015年大会から新設。今後の活躍が期待される若手選手に、大会前の選手村入村や記者会見の設定など、招待選手と同じ環境で競技に挑むことで、将来への経験を積ませることが狙い。

奥野 有紀子(おくの・ゆきこ)

 1992(平成4)年9月12日生まれ、22歳。京都市出身。小学校1年時からクラブチーム「サンキッズ」で競技を始め、京都・西京高付中、西京高ではいずれも陸上部に所属。2011年に京産大に進学。卒業後は資生堂に就職予定。1メートル53、43キロ。

(紙面から)