2015.1.16 11:30

【乾坤一筆】東京五輪に向け空手界が統一へ(1/2ページ)

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆

 敗北感に似た、複雑な思いを感じた。世界空手連盟(WKF)のアントニオ・エスピノス会長が先日開いた記者会見などを取材していてだ。

 会長の来日は、国際オリンピック委員会(IOC)の「アジェンダ2020」採択を受け、2020年東京五輪での空手採用を訴えるのが目的。このテーマから若干離れるが、空手には考え方の違いから、多くの流派、会派に分かれ、反目してきた歴史がある。それへの見解を問うと、会長は答えた。「WKFが最も大きな国際連盟で、(世界の空手競技の)運営の90から95%はWKFの傘下で行われている」-。

 中学時代、武道に興味を持った。マンガ『空手バカ一代』(作・梶原一騎、画・つのだじろう/影丸譲也)の影響だ。主人公で極真空手創始者の大山倍達氏は真剣勝負を掲げ、直接打撃制ルールを主唱。“中二病”的心情で強さにあこがれた私は、一方で直接打撃を否定する全日本空手道連盟(全空連)やWKFなど伝統派に対する否定的な印象をすり込まれた。

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