2014.12.19 09:20

F1撤退のマルシャが競売…13年型車両に1000万円

 経営が破綻し、今季限りでのF1撤退が発表されたマルシャは18日、3日間に及ぶチーム資産売却のための競売を終了。計961点を出品し、2013年型の車両2台(エンジンなし)が5万4000ポンド(約1004万円)と、5万2000ポンド(約967万円)で落札された。

 英・バンベリーのチーム本拠地会場とインターネットで行われたオークション(16、17日)では、レース会場に車両や機材を運搬するトレーラーほか、13年までのF1マシンやグッズ類などを出品。マックス・チルトン(23)=英国=が使用したマシンのノーズが1万5000ポンド(約279万円)で落札されたほか、チームがヴァージンと呼ばれていた10年当時のステアリングが2200ポンド(約41万円)、10年から12年まで所属したティモ・グロック(32)=ドイツ=のレーシングスーツとブーツが、セットで700ポンド(約13万円)の値をつけた。

 18日にはオークションサイトのeBayでコンピューターや家具などの工場設備が競売にかけられ、地元紙は3日間合計で最高500万ポンド(約9億3000万円)を売り上げたと報道。さらに来年1月には14年型のマシンや、かつてのスーパーアグリF1マシンなどを競売にかけ、売り上げを債権者への返済に充てるという。

 マルシャは財政難で今季終盤の3戦を欠場しながら、11チーム中の9位で選手権を終えた。現在も「マノー」の名称でF1への参戦権を保有しており、社長兼スポーティング・ディレクターだったグレアム・ロードン氏(英国)は今回の競売を前に「来季参戦を断念してはいない」と語り、話題になったばかり。同氏によると、来季開幕時にチームとして存在していることが、今季選手権の賞金を受け取る条件になっているという。