2014.12.16 05:01

栃乃若が26歳で電撃引退 冬巡業後に本人から申し出(2/2ページ)

26歳の若さで引退届を提出した栃乃若。九州場所千秋楽での常幸龍(奥)との一番が最後の取組となった

26歳の若さで引退届を提出した栃乃若。九州場所千秋楽での常幸龍(奥)との一番が最後の取組となった【拡大】

 栃乃若は、九州場所は東前頭15枚目で3勝12敗と負け越し、3場所連続の2桁黒星。来年1月の来場所は十両転落が確実だった。とはいえ、26歳での引退に師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「びっくりした。まだこれからなのに。もったいないと思う。残念だ」と驚きを隠せなかった。

 兵庫・報徳学園高で高校横綱に輝き、「李」のしこ名で、平成19年初場所で初土俵。同期生にはアマ横綱の市原(後の元幕内清瀬海)やロシア出身の阿覧(元関脇)、体重233キロで日大出身の山本山(元幕内)がいた。多士済々の顔ぶれの中、「最終的に李が全員を追い抜くよ。それだけの素材だ」と予測する親方が何人もいた。

 1メートル95、177キロの恵まれた体格で左四つからの寄りを得意とし、22年秋場所で新十両、23年技量審査場所で新入幕を果たした。しかし、「自分の世界に入り、周囲の助言を受け付けないところがある」と指摘する関係者もいる。唐突に映る引退も、約2年前から考えていたという。最高位は西前頭筆頭。大器は三役、三賞に手が届かないまま土俵を去る。

(紙面から)