2014.11.6 20:02

冨田の会見にJOC「驚いている」 略式起訴は「韓国側の思いやり」(2/2ページ)

 映像確認後、警察とともにJOCスタッフが競泳会場へ向かい、冨田選手の身柄を確保。選手村へ向かう車中で、JOCスタッフが同席する中、警察の質問に対して冨田選手本人が盗んだことを認めたとしている。

 JOCスタッフは、その後の警察の取り調べにも同席しており、警察官による強要などはなかったという。また調書に母印を押す際には「きちんと読んで、納得してから押しなさい」と助言もしているといい、「真実を述べるのが怖くて認めてしまった」とする冨田選手の主張を否定した。

 また、通訳は組織委員会から派遣された人物で日本語は堪能だったという。後に現地で冨田選手がやっていないと訴えた際には「それなら弁護士を付けて対応しなさい」と説明、大使館から提供された弁護士リストも手渡したという。

 この日、冨田選手が会見で話した「不審人物に手をつかまれ、バッグにカメラを入れられた」とする釈明について、平事務局長は「私は今日初めて聞いたし、スタッフがそんな話を(現地で冨田選手から)聞いたという話も聞いていない」と驚いた表情で話した。

 「本人が事実と認めたことから処分を判断している。それが変わるなら対応するが、今現在は韓国側の思いやりで略式起訴になったんだと考えている」と平岡英介常務理事。平事務局長は、今後、司法に委ねられる可能性もあるためこれ以上の詳細は明かせないとしたが、「(韓国)警察の方で映像を出してもらうしかないのでは」と話した。