2014.9.8 17:38

チャン・コーチ「誰よりも娘が圭を笑顔にしている」 米紙インタビューで告白

指導を受けるマイケル・チャン・コーチ(右)と錦織圭(中央)。左はダンテ・ボティーニ・コーチ=2月16日テネシー州メンフィス(共同)

指導を受けるマイケル・チャン・コーチ(右)と錦織圭(中央)。左はダンテ・ボティーニ・コーチ=2月16日テネシー州メンフィス(共同)【拡大】

 全米オープンで決勝進出を果たした錦織圭(24)の躍進とともに、海外メディアは錦織を支える元全仏オープン王者マイケル・チャン・コーチ(42)にも注目。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)はチャン・コーチのインタビューを紹介し、自分がコーチになる際に「家族は常に一緒」などの条件を伝えたことや、初対面で世界ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)を「僕のアイドル」と言った錦織に「そんな憧れの感情を抱いていたら相手を負かすことなんてできない」と話したことなどが掲載されている。

 家族とともに遠征先に移動するチャン・コーチは、「簡単ではない」と前置きしながら、選手、コーチを含めテニス界ではツアーなどで通常の生活が困難であり、離婚が多いという。そのため、コーチ就任前に錦織に「家族と離れたくない」と伝えたそうだ。錦織はそれを受け入れ、時にはチャン・コーチの家族とともに食事にも出かける。チャン・コーチは「コーチ陣の誰よりも娘が圭を笑顔にしていると思う」と家族ぐるみでの良好な関係も明かす。

 チャン・コーチは初めての出会いで、錦織がフェデラーがどんなに偉大かという話をしたことも告白。それについて「ロジャーとはまだ争う選手だろう」と投げかけると、錦織はその意図がよく分からなかったようで、チャン・コーチは「これからも戦う相手に憧れの感情があったら、決してロジャーを負かせない」という話をしたと振り返る。

 アジア系かつ、世界ランク15位前後に留まり、92年に兄カールがコーチとなりトップ10入りを果たした自らの状況を錦織の現状に重ね、「圭のトップ10入りという目標を助けられるいい機会」と話すチャン・コーチ。すでに5月に自己最高の9位をマークした錦織は、全米オープンで優勝すれば、世界ランキング5位に入るという。将来的にどこまでランクアップできるか。それは錦織とともにチャン・コーチの挑戦でもある。

 インタビューの詳細は「Kei Nishikori’s Coach, Michael Chang, Has Been There Before」( http://www.nytimes.com/2014/09/08/sports/tennis/US-Open-kei-nishikoris-coach-michael-chang-has-been-there-before.html )。

  • 男子シングルス準決勝でジョコビッチを破った錦織を観覧席でたたえるコーチのマイケル・チャン=ニューヨーク(AP)