2014.7.27 17:56

白鵬、史上3人目の30度目V…豪栄道は大関昇進へ/名古屋場所

お客さんの声援に応える白鵬=愛知県体育館(撮影・安部光翁)

お客さんの声援に応える白鵬=愛知県体育館(撮影・安部光翁)【拡大】

 大相撲名古屋場所千秋楽(27日、愛知県体育館)横綱白鵬は横綱日馬富士を上手出し投げで下し、13勝2敗とし大鵬、千代の富士に次いで史上3人目の30度目の優勝を決めた。初優勝を目指す大関琴奨菊は、関脇豪栄道に寄り切られ3敗目。殊勲賞を受賞した豪栄道は12勝とし、場所後の大関昇進に前進した。平幕遠藤は小結碧山をはたき込んで8勝目を挙げ、千秋楽で勝ち越しを決めた。敢闘賞を受賞した平幕高安は、豪風に敗れ11勝4敗で場所を終えた。今場所、2つの金星を挙げた平幕大砂嵐は、平幕妙義龍に寄り切られ7勝8敗。負け越しが決まり敢闘賞受賞はならなかった。

 白鵬が苦しい取組を制して30度目の優勝を手にした。立ち合いで日馬富士の素早い出足に押され、一気に土俵際へ。左四つに組んだが、白鵬は日馬富士に頭をつけられ、上手が取れない。日馬富士が有利に進めたが、白鵬が耐えると上手を取った。こうなれば白鵬の形。日馬富士が強引に押しに行ったところを白鵬が上手出し投げ。賜杯を受け取った白鵬は「これまで何度も優勝争い、優勝を経験してきたが、本当に苦労しました。心と体が一致しないところがあったが、なんとか自分を信じて相撲を取ることができました。経験がものを言ったというところです」と偉大な昭和の大横綱と肩を並べたことを喜び、充実の表情を浮かべた。

北の湖理事長(元横綱)の話「白鵬の30回は立派だ。次は大鵬さんの回数を目標にして、一つ一つやっていってほしい。豪栄道は春場所と今場所で12勝したのは評価できる。今後は、この相撲でいくという自分の形をつくらないといけない」

朝日山審判部副部長(元大関大受)の話「(優勝)決定戦を見たかった方も多かっただろうが、最後は力の差かな。琴奨菊は負けたことが全て。豪栄道は今場所は印象のいい相撲が多かったし、横綱相手にも(いい相撲が)取れていた」

伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)の話「(豪栄道は)最後に勝ったからね。琴奨菊に当たり負けしないで、内容も前に出る時は出ていた。(大関昇進を諮る理事会を)招集するということだ」

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