2014.5.18 05:02

桐生、自己2番目10秒05V「勝たないといけなかった」/陸上(2/2ページ)

10秒05の今期最高記録で優勝した東洋大・桐生祥秀=熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(撮影・桐山弘太)

10秒05の今期最高記録で優勝した東洋大・桐生祥秀=熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(撮影・桐山弘太)【拡大】

 9秒台へ近づいた、あの感覚がよみがえった。桐生がスタートダッシュを決める。追い風1・6メートルの好条件。世界を見据える18歳は、2度目の10秒0台で駆け抜けた。

 「勝たないといけなかった。2番でタイムを出したとしても負けたという印象しか残らない」

 10秒25に終わった準決勝後、マッサージを受けながらファイナルへ向けイメージトレーニングを繰り返した。東洋大の土江寛裕コーチ(39)でさえ言葉をかけられないほど殺気だった雰囲気を醸し出した。

 11日のセイコーゴールデングランプリでは、アテネ五輪金メダルのジャスティン・ガトリン(米国)ら世界の強豪に完敗し10秒46。大学入学後は環境の変化で練習を積めていないなか、精神面でタフさを身につけた。

 「日本で負けたら世界で勝てない」。6月には今秋のアジア大会(韓国・仁川)代表選考会を兼ねた日本選手権(福島)が行われる。再び“ジェット桐生”に乗り、10秒の壁を突き破る。 (江坂勇始)

(紙面から)