2014.2.14 11:30

【乾坤一筆】全日本男子バレー・サトウ氏の“監督解任理由”にショック(2/2ページ)

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
ゲーリー・サトウ氏

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 児童生徒の指導現場では今も、勝っても監督の指示に反するプレーをするとしかられる風潮がはびこっている-。羽牟(はむ)裕一郎会長は嘆く。そんな環境で育った選手に、サトウ監督の指導は響かなかった。そこまで日本の男子のレベルは低いのかと驚いた。加えて、言語の違いもあって両者の認識の差をサトウ氏が埋められず、現場が混乱した点も解任の理由だった。

 「自分で考えて判断できる選手を作る指導を始める必要がある。指導者講習会のカリキュラムの全面改定なども考えています」と同会長。今後も変革の流れを後退させるつもりはないと強調する。だが東京五輪は6年半後だ。残された時間のなさに、暗澹(あんたん)たる思いを禁じ得ない。

只木 信昭(ただき・のぶあき)

 1987年入社。前橋支局を経て産経新聞運動部でバレー、スケートなどアマ競技を中心に担当。2年間のサンケイスポーツ運動部勤務の後、産経新聞運動部でデスクなどを務める。昨春、サンスポへ異動し、6月下旬から五輪競技担当に。バレーとアニメをこよなく愛し、春の新アニメ「ハイキュー!!」が楽しみな、京都生まれの51歳。

(紙面から)