2014.2.14 11:30

【乾坤一筆】全日本男子バレー・サトウ氏の“監督解任理由”にショック(1/2ページ)

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
ゲーリー・サトウ氏

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 目の前が暗くなった。日本バレーボール協会がゲーリー・サトウ全日本男子監督を就任1年で解任した問題で、男子バレーの衝撃的な現状を改めて見せつけられた。

 協会は5日にサトウ氏の解任を発表。昨年2月に就任したサトウ氏は、9月の世界選手権最終予選で敗退するなど結果を残せなかった。特に1960年の初出場以降、初めて世界選手権の切符を逃したことは「ひどいショックだった」と同協会の荒木田裕子強化事業本部長。

 2020年の東京五輪でメダル争いに絡むためには、16年五輪の出場が“絶対条件”。だがサトウ監督体制のままでリオデジャネイロに行けるのか? 強化事業本部は監督の指導や構想を見直した末に解任を決めた。

 協会は1年前、長年の「日本式バレー」で世界との差を広げられた状況を打破しようと、初の外国人監督となるサトウ氏に変革を託した。米国でコーチとして実績を持つサトウ氏はそれに応え、選手の自主性を重んじる「考えるバレー」を植え付けようとした。協会側もそれを理解し、長い目で見守る姿勢だった。

 だが、米国式の指導法は「心身とも自立したトップアスリートがそろったチームのバレー。日本には時期尚早だった」と荒木田氏。たとえば、決められた2~3時間の全体練習以外は自由に時間を使っていいといわれても、子供の頃から「やらされる練習」ばかりだった選手は何をしていいか分からなかった-と。

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