2014.1.13 05:00

【日の丸戦士37個のメダル(12)】スピードスケート男子1000M・宮部行範「銅」

宮部行範は大きく雄たけび。1000メートルでは日本勢初のメダルだった

宮部行範は大きく雄たけび。1000メートルでは日本勢初のメダルだった【拡大】

 1992年アルベールビル五輪のスピードスケート男子1000メートル。冬季五輪で日本初の兄弟同時出場となった宮部兄弟は明暗が分かれた。兄の保範は絶妙のスタートを切りながら、フライングを宣告されて再レース。19位に沈んだ。

 弟の行範はスタートから飛ばす積極果敢なレース。1分14秒92でゴールに飛び込むと、日頃静かな男が雄たけびを上げ、何度も両手を突き上げた。1000メートルでは日本初メダルとなる銅を獲得した。

 2人は常に比較されてきた。短距離のエース格だった保範のほうが知名度も格段に上だったが、行範はこの日の快挙で兄に並んだ。2005年に日本オリンピック委員会(JOC)職員となり、ソチ五輪では本部スタッフとして選手団のサポートにあたる。

宮部行範(みやべ・ゆきのり)

 1968(昭和43)年7月18日生まれ。東京・葛飾区出身。春日部高-青学大-三協精機。1メートル79、76キロ。

(紙面から)