2013.12.30 10:00

元高見盛・振分親方、元琴光喜に嫉妬「うらやましかった」(1/2ページ)

東関親方、横綱曙関とともに=平成12年

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 ■「自分みたいな人間が頂点に」

 日大に進学して、東京に出てきました。稽古や人間関係が厳しいだけじゃなく、食事や水、空気もなかなか自分には合いませんでした。入学して8カ月で体重は130キロから100キロを切るぐらいまで減りましたからね。本当に悩みました。

 40人以上いた相撲部では同学年の田宮(元大関琴光喜)は1年から即レギュラー。自分は最下層からのスタートでした。田宮がうらやましかったし、格が違うのかなと思っていました。部員が多いから、レギュラーがやる稽古を遠めで見ているばかりでした。

 自信がついてきたのは2年の夏前ぐらいから。ある先輩に3番通して勝ったら「レギュラーにしてやる」と言われて、そのチャンスをものにしました。「明日から(日大のレギュラーの証しである)黒まわしをつけろ」と監督に言ってもらったときのことは忘れられません。

 〈大学時代の一番の思い出は、4年のときに全日本選手権で優勝し、アマチュア横綱になったことだという〉

 それまで2回戦か3回戦負けで、優勝者に授与される天皇杯はただ憧れるだけの存在でした。それをなんと自分が手にするとは。「自分みたいな人間が頂点に立てたんだ」と感慨深かったです。大学だけでなく、社会人も含めた大会ですからね。

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