2013.12.30 05:04

日体大V2戦術!『山』は2年連続の服部クン/箱根駅伝(2/2ページ)

箱根駅伝

箱根駅伝【拡大】

 “山の神”は霊験あらたかなようだ。「日体大とは5区の前に差をつけておきたい」-。監督会議を終えた有力校の監督たちは、誰もが日体大のエース服部への警戒をあらわにした。

 箱根駅伝名物・山登りの5区。前回大会で服部はその最難関区間に3年生主将として臨み、2位でタスキを受けると区間賞の快走でトップに立ち、往路&総合優勝に貢献した。別府健至監督は「(5区を)経験しているのは大きい。2年間キャプテンをやってきて、今季は勝負する年だから」と信頼する。

 今回は、現役学生ナンバーワンランナーの大迫傑(早大4年)をはじめとして、各校がエース級を1区に配置。序盤からの高速化が予想される。日体大でも1区には、補欠で登録した山中秀仁(2年)を置く考えだ。チームで服部に次ぐスピードランナーの山中、それに次ぐ“花の2区”の本田匠(4年)で、他校の高速ランナーに食らいつく戦略だ。

 「最後に上がってくるようなレースができたら」と別府監督がいうように、僅差で服部にタスキが渡れば“作戦的中”となる。指揮官は「(登録の)16人がしっかり走れる状態ですから」と、2連覇へ自信を示した。 (只木信昭)

■服部 翔大(はっとり・しょうた)

 1991(平成3)年10月28日生まれ、22歳。埼玉・鴻巣市出身。鴻巣北中-埼玉栄高-日体大。箱根駅伝は2年時に1区2位。3年時から主将となり、前回は5区で区間賞、金栗四三杯(最優秀選手賞)を獲得した。自己ベストは5000メートル13分37秒64、1万メートル28分22秒79。1メートル64、52キロ。

■箱根駅伝

 正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」で、世界最古の駅伝大会。世界に通用するマラソン選手の育成を目的に、日本初の五輪マラソン代表・金栗四三の発案で1920(大正9)年に始まった。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝に続く学生3大駅伝の最終戦で、毎年1月2~3日に東京箱根間往復で実施。10区間217.9キロで争われる。例年参加校は20校(来年は記念大会のため23校)。最多優勝は中大の14度。

(紙面から)