2013.12.4 05:06(3/3ページ)

負けて防衛!大毅“救済ルール”で前代未聞の大逆転/BOX

負けて防衛!大毅“救済ルール”で前代未聞の大逆転/BOX

特集:
亀田大毅

 前日の計量後、IBFは大毅が勝てば団体王座統一、引き分けならIBF王座のみ防衛、負けた場合はIBF王座は空位になると説明していた。ところがその後のルールミーティングでIBF、WBAが“救済ルール”の存在を了承し、両陣営に伝えていたという。試合直後にも採点結果を告げる日本語でのアナウンスの後、「Champion retains the IBF world title」(王者はIBF王座を保持する)という英語のアナウンスが流れた。

 前日の説明と矛盾する不可解な対応を問われたタッカー氏は「そう言ったとは覚えていないが、そう言ったなら私の間違い」と釈明。日本ボクシングコミッション(JBC)の森田健事務局長(78)は「IBFが認める以上、JBCも認めるしかない」と渋い表情だ。

 日本選手2人目の王座統一には失敗したが、大どんでん返しで王座を死守した大毅。だが、試合後に予定されていた会見を突然キャンセルして、亀田陣営は会場から姿を消した。4日に大阪市内で一夜明け会見を行うというが、大毅は素直に喜べるのか。 (伊藤隆)

国際ボクシング連盟(IBF)

 プロボクシングの4大団体の一つ。世界ボクシング協会(WBA)の傘下だった全米ボクシング協会を母体にし、WBAから独立する形で1983年に設立。本部は米ニュージャージー州。主な世界王者にヘビー級のウラジーミル・クリチコ(ウクライナ)、Lヘビー級のバーナード・ホプキンス(米国)らがいる。今年4月にJBCも加盟した。フリーノックダウン制、前日計量に加えて当日計量の実施などのルールが設けられている。

(紙面から)