稀勢、1分近い熱戦制す「一日一番。一つ一つやっていきたい」/秋場所

 
風呂からあがって出血が止まった稀勢の里=両国国技館(撮影・今野顕)

 大相撲秋場所4日目(12日、両国国技館)稀勢の里は巨漢の魁聖にてこずり、1分近い熱戦を制した。進退を懸ける場所で4連勝とし「一日一番。一つ一つやっていきたいと思う」と表情を変えずに話した。

 左四つに持ち込んだものの、過去11戦全勝の相手に両まわしを許す苦しい展開。だが寄りに下がらず、最後に右上手を引いて寄り切った。万全からは遠いものの、懸命に闘う姿に満員札止めの館内からは悲鳴のような大歓声が響いた。

 2日目から苦戦が続く状況に対し、八角理事長(元横綱北勝海)は「本場所の一番が稽古というか、こういう相撲を取っていくと腰も重くなる」と前向きに捉える。稀勢の里は進退問題の鍵とみられた序盤戦を締めくくる5日目に向け「一つ一つやっていく」と静かな口調で意気込んだ。

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