稀勢の里は毎日がヤマ 相撲人生を懸けているといった感じ…

藤島親方のこの一番
豊山に左腕を封じられながら寄られる稀勢の里=両国国技館(撮影・今野顕)

 大相撲秋場所3日目(11日、両国国技館、観衆=1万936)稀勢の里は執念で勝った。豊山の突っ張りに下からあてがいながら左を差し、上手も取ったが、出方が雑で上からかぶさるように出ていった。下から腰をぶつけるように出るべきで、攻めきれず豊山に反撃された。

 頭をつけて出られた土俵際、本当に危なかったが、左ですくい投げを打ってからの右の突き落としだったので効果があった。まさに相撲人生を懸けているといった感じの薄氷の白星だ。

 前日の貴景勝戦といい相撲内容だけなら2連敗だが、何かが味方しているようにも見えてしまう。4日目の魁聖は、いままでで一番取りやすい相手だが、まだまだ安心できない。今場所の稀勢の里にとっては毎日がヤマといえる。 (元大関武双山)

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