豪紙、セリーナへの警告で「誰一人として楽しんでいなかったぶざまな表彰式」/全米テニス

 
全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たし、トロフィーを持つ大坂なおみ。左はセリーナ・ウィリアムズ=ニューヨーク(共同)

 テニス・全米オープン第13日(8日、ニューヨーク)第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が女子シングルス決勝で元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を破って初制覇。アジア勢初優勝を成し遂げた。

 元世界ランク1位のセリーナはいらだちが爆発。主審の判定に納得がいかず、3度の警告を受けたセリーナは、ラケットをたたきつける場面もあった。一夜明けた10日、豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」(電子版)は「セリーナ・ウィリアムズ対ナオミ・オオサカのUSオープンファイナルは混乱に陥った」との見出しで、物議を醸した決勝を報じた。

 同紙は日本生まれでシャイな20歳の大坂が、3歳で米国へ移住しセリーナに憧れ、その姿を追って育ったと紹介。さらに「今大会が始まる前、大坂はグランドスラムの決勝でセリーナと戦うことは長年の夢であると話していた。そして、その彼女の夢は現実となった」としたが、「そんな彼女の夢は、主審に対しての渦巻く論争と性差別告発、そして誰一人として楽しんでいなかった試合後のぶざまな表彰式とは違うものだった」と批判した。

 試合後に大坂は試合中どんな論争が起きていたかを知らなかったことを明かし、何が起こったにせよ彼女のセリーナへの憧れは未だ変わることはないことを主張したと伝え、「ただ一つだけ本当に変わったことは、大坂も今、グランドスラムの王者になったということ」とその偉業を称えた。

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