稀勢、取組決まった!初日に勢、2日目は貴景勝 運命の秋場所9日初日

 
稽古後、無言のままタクシーに乗り込んだ稀勢の里(中央)。復活に向けて戦闘モードに突入した

 日本相撲協会は7日、秋場所(9日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。8場所連続休場からの再起を目指して出場を決めた横綱稀勢の里(32)は初日に過去15勝1敗の平幕勢、2日目は1勝2敗と分の悪い小結貴景勝と対戦する。稀勢の里はこの日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を行ったが、今場所前初めて非公開とされた。なお、十両以上で初日から休場を届け出た力士はいない。

 場所の行方どころか、土俵人生をも左右する。「次に出場する場所ではすべてをかける」。かねて進退を口にして臨む場所となる稀勢の里にとって、対戦成績だけでははかれない意味を持つ取組が決まった。横綱は昨年春場所で左大胸筋などを負傷。その影響で同夏場所から休場が続き、全休は4度。出場した4場所ではすべて初日に黒星を喫し、途中休場へ追い込まれている。

 初日の相手、勢には対戦成績では圧倒しているが、直近の対戦となった平成29年名古屋場所では小手投げに敗れ初黒星を喫した。2日目の貴景勝にも1月の初場所にとったりで敗れ2連敗中だ。

 稀勢の里はこの日、部屋で稽古をしたが、今場所前初めて非公開とされた。関係者によると、四股、すり足など基礎運動で汗を流したという。帰路につく際も、複数の若い衆が「車から離れて」と事前に移動する車両の周りから報道陣を遠ざけ、人払い。集中モード突入をうかがわせた。

 協会の懸賞担当者によれば、力士指定でかけられた現時点の本数は稀勢の里がトップで「人気と期待がうかがわれる」。黙して語らずとも、存在感を発揮する。 (奥村展也)

★懸賞最多更新も

 日本相撲協会の懸賞担当者はこの日、秋場所15日間の懸賞申し込みが2273本に上り、場所最多を記録した平成29年夏場所の2219本を更新する可能性があることを明らかにした。力士を指定する懸賞の本数は横綱稀勢の里がトップ。続いて7月の名古屋場所を初制覇した関脇御嶽海、大関高安と続く。

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