錦織、大坂と史上初アベック4強!さぁ13連敗中ジョコ倒すぞ/全米テニス

 
チリッチに勝利し4強入りした錦織圭=ニューヨーク(共同)

 テニス・全米オープン第10日(5日=日本時間6日、米ニューヨーク州ニューヨーク)単準々決勝で男子の錦織圭(28)が2014年大会決勝で敗れたマリン・チリッチ(29)=クロアチア=をフルセットで下し、2年ぶり3度目の4強進出。女子の大坂なおみ(20)=ともに日清食品=も準決勝に進み、四大大会で日本勢初のアベック4強となった。錦織は7日(日本時間8日午前5時以降)の準決勝で元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=と対戦する。

 マッチポイントを迎え、勝負師の本能がさえわたった。相手のスライスサーブを読み切った錦織が、フォアのリターンエースを決める。4時間8分に及ぶフルセットの激闘にけりをつけ、両手を掲げて天を仰ぐ。4年前の決勝で苦杯をなめたチリッチに雪辱し、2年ぶりの4強を決めた。

 「全てのポイントに集中した結果。チャンスをものにできたのは大きな自信になる。再び準決勝を戦うことができてうれしい」

 自身の試合前には、同じセンターコートで大坂が4強に進出した。「ケイ(錦織)から、いい影響を受けている」と話す“妹分”に負けず劣らずの熱戦。ミスを恐れない強気の姿勢と自慢の粘り強さで、四大大会初となる日本勢のアベック4強を手繰り寄せた。

 難敵のフォアの威力に屈した第1セットから一転、第2セットからリターンの切れが増した。「気持ちを吹っ切ったら、ショットの精度が上がり始めた」。相手サーブの第7ゲームでリターンからリズムを生み、チリッチの脅威のフォアハンドを狂わせた。4ゲーム連取でこのセットを奪い返し、流れを引き寄せた。

 チリッチの第1サーブを攻略したポイントは第1セットではゼロだったが、最終セットでは22本のうち12を数えた。米スポーツ局「ESPN」によると、フルセットの錦織の通算勝率は出場選手中トップの75・6%。30度を超える暑さの中、4時間超の消耗戦で本領を発揮した。

 「これがベストではない。反省点もある。エラーが多かったし、レベルを上げないと」と錦織。次戦で挑むのはウィンブルドン選手権の準々決勝でも敗れ、13連敗中の天敵・ジョコビッチ。得意の全米で、4年前に手にできなかった“忘れもの”を奪いにいく。

準決勝で対戦する錦織に2014年全米の準決勝で負けて以来、13連勝中のジョコビッチ「(錦織は)信じられないフットワークを持ち、最高のバックハンドの使い手。トップ5、トップ10の力がある」

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