稀勢の里、非公開で稽古 付け人が近づかないよう指示…漂う緊張感

 
稽古を終え、タクシーに乗り込む稀勢の里=東京都江戸川区

 大相撲秋場所(9日初日、両国国技館)で8場所連続休場からの復活を期す横綱稀勢の里は7日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で報道陣に非公開で朝稽古をした。部屋から引き揚げる際、稀勢の里が乗り込むタクシーに近づかないよう付け人が報道陣に指示するなど、緊張感が漂ってきた。

 進退を懸ける場所で波に乗るためには、序盤戦の出来が鍵となりそうだ。2日目までの対戦相手も決まり、初日は過去15勝1敗の平幕の勢、2日目は1勝2敗の小結貴景勝の挑戦を受ける。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「序盤が大事。後半になれば力を出すタイプなので」と見通しを示した。

 場所前には出稽古で気迫のこもった鍛錬を積んだ。横綱が今月2度足を運んだ阿武松部屋の阿武松親方(元関脇益荒雄)は「今までと比べたら、相当な充実感があった」と分析。ただ本場所と稽古場は緊張感が異なるだけに「本場所の一番は違う」とも付け加えた。

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