羽生の祝賀パレード、約10万8000人集結もゴミたった12袋

 
22日のパレードで手を振る羽生。爽やかな笑顔に対し沿道に集まったファンも“省ごみ”で応えた

 22日に仙台市で行われた、平昌五輪フィギュアスケート男子2連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=の祝賀パレードで、会場の路上にほとんどごみが落ちていなかったことが23日、分かった。ファンらがツイッターなどで呼びかけたこともあり、約10万8000人の人出に対して回収されたのは、一般的な家庭用ごみ袋(45リットル)で12袋分と異例の少なさ。市は「これほど少なかったのはありがたい」と感謝の意を表している。

 パレードは市中心部を約1・1キロにわたって進行、約10万8000人が集まった。会場ではボランティア約460人と市と県の職員計約530人が、各自レジ袋3袋を持参し、水色のジャンパーを着てスタンバイ。

 車列が過ぎた後、交通規制が解除される午後2時半までは車道を中心に、午後3時までは歩道を中心にごみを集めた。

 集めたごみは県庁前など3カ所で回収。90リットル入りの事業用ごみ袋に詰められたが6袋ですんだ。一般的な家庭用ごみ袋(45リットル)に換算すると12袋分。紙くずやペットボトル、缶などが主体で重量は十数キロとみられる。

 仙台市は事業ごみについて、可燃物100キロまで1500円などの手数料を徴収しているが、ペットボトル、缶なども含めた直接の処理費は数千円だった可能性がある。

 2020年東京五輪の予想量とは桁違いだ。東京五輪・パラリンピック組織委によると、1日平均約11万9000人の観客が見込まれる開会式、閉会式では1日約18トン。“ユヅパレード”の1000倍前後にもなる。

 “省ごみ”にはファンらの神対応も貢献した。事前にツイッターでごみ袋を持参し「終了後にごみを1つ拾ってほしい」などと呼びかけた。市スポーツ振興課は「ファンの事前の呼びかけは把握していなかった。協力のおかげでごみが少なくて済んだ」としている。

 2014年のパレードもごみは少なかった。「巡回トラックで回収しきれず、集めたごみを持ち帰ったボランティアもおり、実際の量はもう少し多い」(同課)。それでも回収量は約9万2000人の人出に対し30リットル入り5袋だった。

 今回のパレードの神対応を受け、ツイッターには「ファンのあるべき姿」「感動した」などと書き込まれた。また「徹夜組」などが出たが、大きなトラブルや事故もなく、ユヅファンはマナーで“連覇”を達成だ。

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