2021.4.9 05:03

エース健在!岩渕真奈が2ゴール、なでしこ7発大勝「勝ってよかった」

エース健在!岩渕真奈が2ゴール、なでしこ7発大勝「勝ってよかった」

後半、チーム5点目を決めた岩渕(左)。必死に手を伸ばす相手GKをかわした (撮影・桐原正道)

後半、チーム5点目を決めた岩渕(左)。必死に手を伸ばす相手GKをかわした (撮影・桐原正道)【拡大】

 国際親善試合(8日、女子日本代表7-0女子パラグアイ代表、ユアテックスタジアム仙台)FIFAランキング10位のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は、同47位のパラグアイ代表に7-0で勝利。昨年3月以来、約1年1カ月ぶりとなる国際試合でエースFW岩渕真奈(28)=アストンビラ=が2得点を奪い、大勝に貢献した。開幕まで約3カ月に迫った東京五輪に向けて、11日には東京・国立競技場でパナマ代表と戦う。

 エースの力を見せつけた。1-0の前半26分、FW岩渕はペナルティーエリア内で短いパスを受ける。少しトラップが大きくなったが、焦らず相手GKに触られる前に右足を伸ばして押し込んだ。

 「勝ってよかったです。最初は少してこずったけど、7点取れたのはよかったと思います」

 昨年3月以来、約1年1カ月ぶりの国際試合。日が傾いて冷え込んだ杜の都を、なでしこがゴールラッシュで熱くした。前半に3点を奪うと、4-0の後半18分には、DF宝田が岩渕の動き出しに反応し、ロングボールを供給。目測を誤った相手GKの頭上を越えたボールを、岩渕が左足で押し込んだ。その後も得点を重ね、7得点の大勝。東京五輪に向け、絶好のリスタートを切った。

 岩渕はこの2得点で代表通算31得点。高倉監督が決めた30得点を抜き、歴代7位に浮上した(1位は澤穂希の83得点)。「しっかりとみんなで流動的にボールに絡んでいけた」と岩渕。国内組のみで行った3月の鹿児島合宿では、それぞれが立ち位置を動かし、相手を翻弄するサッカーに取り組んだ。海外組が入ってもそれを体現できたことに、手応えを示した。

 もっとも、パラグアイはFIFAランキング47位(日本は10位)。すでに南米予選で敗退し、東京五輪出場を逃している格が下の相手だった。

 「あれが日本の生命線。もう少しプレッシャーの強い相手にも100%これをできるようにならないといけない」。岩渕はさらに先を見据えた。大勝にも満足しないエースが、金メダルへの道の案内人になる。(山下幸志朗)

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