2021.3.23 12:00

【サッカーコラム】J1浦和のMF小泉に期待したい

【サッカーコラム】

J1浦和のMF小泉に期待したい

特集:
No Ball, No Life
前半、川崎の小林(中央)に先制ゴールを決められるなど浦和は5失点

前半、川崎の小林(中央)に先制ゴールを決められるなど浦和は5失点【拡大】

 【No Ball、No Life】浦和が屈辱の敗戦を喫した。3月21日のホーム川崎戦で、まさかの0-5。リカルド・ロドリゲス監督(46)は「前半は試合をコントロールしていた。いい時間帯もあった」と前向きに話しながら、後半4分から4分間で3失点には「説明できないことが起きてしまった」と肩を落とした。

 試合後のオンライン会見に応じたMF小泉佳穂(24)は、現実を受け入れられないような、悔しさをにじませた表情だった。

 「0-5は、最後の質の差。そして、自分と川崎の中盤の差だ。もっと高めていかないといけない」

 この試合ではトップ下に起用されたが、相手を崩す効果的な攻撃ができずに終わった。今季、J2琉球から移籍し、全6試合に先発出場。攻撃の中心選手に成長しつつある背番号18だが、川崎に玉砕された。「きょうは日本で一番、強いチームとの対戦だった。ただ、開幕して早い時期に対戦できたことはチームにとってはよかったのではないか」と前を向き、さらにこう続けた。

 「基礎技術を練習するしかないと思う。自分としては、チームの結果に責任を持つこと、覚悟を持つこと。それに向けてシュートやパスのチャレンジを続けていきたい」と、王者との実力差を肌で感じ、それを埋める努力を続ける決意を固めた。

 それにしても、浦和が今季も苦しんでいる。6試合を終えて1勝2分け3敗、勝ち点5で13位。得点はわずかに3で、失点は11。ロドリゲス新監督に迎えたが、ここまでは結果が出ていない。

 開幕前には、元日本代表DF槙野智章(33)が「今季は、これまでと違う浦和を見せることができる」と自信を示し、実際に2月27日の開幕・FC東京戦(埼玉)では、試合の主導権を握り躍動感あふれる動きを展開。結果は1-1だったが「今季は期待できる」と納得感を抱かせる内容だった。だが、この試合を続けられないのが今季の浦和だ。

 失点の多さも目につくが、得点力にも課題は多い。ここまでの全3得点はすべてセットプレーから。現実を直視し、さらなるレベルアップを誓った小泉の今後の活躍に期待したい。(宇賀神隆)