2020.11.19 05:02

日本代表、0-2完敗 成長は霧の中…同じW杯16強メキシコに突き付けられた現在地

日本代表、0-2完敗 成長は霧の中…同じW杯16強メキシコに突き付けられた現在地

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森保JAPAN
濃霧の中で行われたメキシコ戦は完敗。後半にロサノ(左端)に2点目のゴールを奪われた (AP)

濃霧の中で行われたメキシコ戦は完敗。後半にロサノ(左端)に2点目のゴールを奪われた (AP)【拡大】

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 国際連盟(FIFA)ランキング27位の日本は同11位のメキシコに0-2で敗れた。FW鈴木武蔵(26)=ベールスホット=らが好機で決めきれず、後半に2失点。年内最後の一戦で7大会連続でW杯ベスト16入りの強豪に差を見せつけられ、10月、11月の4試合を2勝1分け1敗で終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で延期されたW杯カタール大会アジア2次予選は、来年3月に再開する。

 後半、逆サイドが見えないほどの濃霧に包まれれると、日本の雲行きも怪しくなった。立て続けにゴールを奪われ、0-2の完敗。森保監督が落胆の色を浮かべた。

 「世界で勝つには勝負強さを身につけて、決定力を上げていかないといけない」

 初の8強入りを狙うW杯カタール大会まで、あと2年。W杯7大会連続16強のメキシコ相手に、現在の実力を計る「中間テスト」とも位置付けられる試合だった。序盤は日本ペース。しかし、前半15分の決定機でFW鈴木が放ったシュートは、GKオチョアが伸ばした右足に阻まれる。

 後半に入ると、メキシコは選手交代で守備を安定させた。徹底マークされたトップ下の鎌田は「動きを止められた」とパス回しを封じられる。すると同18分、相手エースのFWヒメネスに強引な突破を許し、角度のない位置から先制ゴールを奪われた。

 5分後にはDF吉田が簡単に背後を取られ、痛すぎる2失点目。10月から3試合無失点だったが、W杯の常連国に完敗し、主将は「ここらへんにしっかり勝つ力は、まだまだ自分たちにはないなと強く感じた」とうなだれた。

 2年前のW杯ロシア大会では、8強入り目前でベルギーに2点リードを逆転され「ロストフの悲劇」と呼ばれた。当時、先制点を奪ったMF原口は「フラッシュバックした。何でこうなるんだ。正直、またかと思った」と悔しがった。

 シュートの精度。試合の流れを読む力。いずれも力の差を痛感させられた森保監督は「ワンチャンスをものにしたメキシコからは、学ぶことがある。成長するための糧にしたい」と必死に前を向いた。来年3月にはW杯アジア2次予選が再開する。ウイルス感染予防を徹底し、開催にこぎつけた年内最後の試合を、2年後の飛躍につなげる。(宇賀神隆)

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