2020.10.21 05:03

女性暴行逮捕報道の仙台・道渕諒平、契約解除 クラブは逮捕事実を把握していた!?

女性暴行逮捕報道の仙台・道渕諒平、契約解除 クラブは逮捕事実を把握していた!?

道渕諒平

道渕諒平【拡大】

 サッカーのJ1仙台は20日、同日付でMF道渕諒平(26)との契約を解除したと発表。菊池秀逸社長(68)が仙台市内で会見し、謝罪した。この日発売の週刊誌で知人女性への暴行が報じられ、クラブが認知していない事実があり「秩序、風紀を著しく乱す内容が含まれていた」と説明した。道渕は甲府時代の2017年にも別の知人女性を殴るなどの暴行容疑で逮捕され、不起訴処分となってクラブから出場停止処分を受けた。

 新型コロナウイルス禍で懸命に経営するJリーグ各クラブの努力に水を差す不祥事がまた起きた。酒気帯び運転などの疑いで前日19日に外国選手2人の契約を解除したJ2新潟に続き、J1仙台がMF道渕との契約を解除。菊池社長が深刻な表情で頭を下げた。

 「サポーターや株主、Jリーグにご迷惑をお掛けし、深くおわびします。女性にも深くおわびしたい」

 この日発売された写真週刊誌「フラッシュ」が、道渕が知人女性に暴行し、傷害罪で9月7日に逮捕されていたと報じた。菊池社長は、クラブが認知していなかった事実があり「秩序、風紀が著しく乱れた内容が載った。本人に確認して決断した」と処分について説明した。

 クラブは女性とのトラブルを8月14日に認識して事情聴取。道渕の弁護士から9月5日に和解が成立したと報告を受けたため、同8日から練習に復帰させた。しかし、実際は違っていた。

 道渕は20日のFC東京戦(味スタ)から試合に出場。27日のC大阪戦(ユアス)から前節10月18日の浦和戦(埼玉)まで5試合連続で先発した。クラブはプライバシーを理由に公表を控えたとし、報じられた逮捕については事実が確認できていないという。

 ただ、あるクラブ幹部は「7日に逮捕され、その日の午後に釈放されたと聞いている」と、逮捕事実を知っていたことを認めた。仙台は現在13試合勝利がない(4分け9敗)。関係者は「選手たちは道渕が逮捕後も出場していたことで、チームに不信を抱くようになった」との見方を示した。

 失った周囲からの信頼とチームの団結を取り戻すため、仙台は重い歩みを踏み出す。