2020.10.15 05:02

森保監督采配ズバリ!日本代表’20初勝利導いた 吉田「ここまで堅く守れたのは記憶にない」

森保監督采配ズバリ!日本代表’20初勝利導いた 吉田「ここまで堅く守れたのは記憶にない」

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後半途中にベンチに下がった久保(左)とハイタッチを交わす森保監督(ゲッティ=共同)

後半途中にベンチに下がった久保(左)とハイタッチを交わす森保監督(ゲッティ=共同)【拡大】

 国際連盟(FIFA)ランキング28位の日本は、同60位のコートジボワールに1-0で勝利した。森保一監督(52)の采配がさえ、後半43分に投入したDF植田直通(25)=セルクル・ブリュージュ=がロスタイムに決勝点を奪った。0-0で引き分けた9日のカメルーン戦から戦い方を修正。新型コロナウイルスの影響で今年初の活動となった日本は、オランダでの2試合を1勝1分けで終えた。

 無観客のスタンドに歓喜の声がこだまする。後半ロスタイムの劇弾で、今年の初白星をつかんだ日本の森保監督が手応えを口にした。

 「試合に出られる選手とサブの選手、チーム一丸で準備したことが決勝点につながった」

 0-0の後半43分に投入したDF植田がFKを頭で決めた。185センチの植田は空中戦に強い。選手交代の狙いを主将のDF吉田はすぐ理解した。「アフリカ勢はセットプレーでボールウオッチャーになりがち。遠いサイドが空く」。キッカーの柴崎に植田がいる遠いサイドへ蹴るよう指示。自身は近いサイドで相手DFの注意を引き寄せ、植田をフリーにした。

 「マイボールを大切にして攻めることを、ゴールキックからチャレンジしてくれた」

 そういって森保監督は目を細める。0-0で引き分けた9日のカメルーン戦から一夜明け、選手の意見をまとめた吉田らと戦術を見直した。大きく蹴り出したボールを相手に奪われた反省から、この日はゴールキックやスローイングで丁寧にボールをつないだ。吉田、冨安の両センターバックを中心にパスを回し、時間をかけることで守備に追われる時間も減った。

 「アフリカ勢に対してここまで堅く守ることができたのは、僕の記憶にない」と代表通算102試合目の吉田はいう。欧州組だけでチーム編成した日本。経験値の高さは堅守に現れ、2014年W杯ブラジル大会で逆転負けを喫した相手に雪辱を果たした。

 「勝つ自信を得られたのは非常に大きな経験」と指揮官。コロナ禍による長い空白期間を経ても、選手と意思疎通を図りながら、来年3月に再開するW杯アジア2次予選へと舵を切った。(邨田直人)

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  • 試合終了間際、決勝ゴールを決め、喜ぶ植田=ユトレヒト(ゲッティ=共同)
  • 試合終了間際、決勝ゴールを決める植田(左から2人目)=ユトレヒト(ゲッティ=共同)