2020.6.23 12:00

【サッカーコラム】Jリーグ再開、無観客だからこそ聞こえる音に注目を

【サッカーコラム】

Jリーグ再開、無観客だからこそ聞こえる音に注目を

特集:
No Ball, No Life
Jリーグ・村井満チェアマン

Jリーグ・村井満チェアマン【拡大】

 【No Ball、 No Life】今週末27日からJ2が再開、J3が開幕し、Jリーグが約4カ月ぶりに帰ってくる。7月4日にはJ1が再開されるが、それぞれ再開後の2試合は観客を入れずに行われる。

 もちろん、最初からファンとともに試合を行えるに越したことはない。観客が入り始める7月10日以降も、チャントを歌うことや手をたたくことは禁止となるなど非常に厳しい観戦ルールがJリーグ独自の感染対策ガイドラインでは求められている。

 今月19日にはプロ野球が同じく無観客で再開。どんな大チャンスでも外野席から聞こえてくるはずのチャンステーマが聞こえてこないことに中継を見ながら寂しさを感じたが、打球音や選手たちがベンチから出す声など普段は聞こえない音を聴きながら観戦することで発見もあった。

 Jリーグの村井満チェアマン(60)は22日の臨時実行委員会後の会見で「選手がどのような声を掛け合っているのか、ファンからすればこういうタイミングだから得られる情報があるのかもしれません」と『リモートマッチ』ならではの視点について触れた。

 Jリーガーもほとんどが初経験となる観客のいない公式戦。ファンの後押しがないことや、練習試合のような感覚になってしまうことを懸念する声が聞こえる一方で、選手同士の声がよく聞こえることを生かして守備時のポジショニングに生かそうする選手や、指示の声が相手に聞こえることを利用して攻撃時に相手の裏をかくなど、静寂を味方につけようとする選手もいる。

 2月下旬の中断から多くのファンが待ちに待った再開。ゴール裏で仲間と一緒にチャントを歌い、点が入ればハイタッチやハグで喜びを分かち合う。そんなごく普通にやってきたことができない今、だからからこそ、聞こえてくる音に耳を澄ましてみると新たな発見があるかもしれない。