2020.6.16 12:00

【サッカーコラム】ようやくJリーグ再開 2週に1度、全選手がPCR検査で不安と戦う

【サッカーコラム】

ようやくJリーグ再開 2週に1度、全選手がPCR検査で不安と戦う

特集:
No Ball, No Life

 【No Ball、 No Life】7月4日にサッカーJ1が再開する。6月27日にはJ2が再開し、J3が開幕。サッカーの日常が戻ってくる。ただ、不安もある。20日には全選手を対象にPCR検査が行われる。「陰性証明」を選手登録の条件にするというのだ。

 チームから5、6人の陽性者が出たらどうするのか。村井満チェアマン(60)は「チームで何人登録できれば試合ができるのか、それを検討したい」と話す。つまりPCRで陽性者がある程度の人数が出てくることは想定済みで、残った選手でなるべく試合を行う方向で考えようというわけだ。

 折しも、東京都では6月14日、15日の感染者数が40人を上回った。小池都知事は「無症状の方にPCR検査をした結果。これまでの結果とは違う」と話し、新宿の“夜の街”で、特定の店で健康な人をPCR検査したことで陽性者が続出しただけだと強調。不安を打ち消した。

 同じことがJリーグでおこる可能性もある。しかも、今季は2週間に1度、全選手のPCR検査を行う。今後は情勢が変わり、陽性者の隔離期間が短縮される可能性もある。ただ、現状では2週間は自宅待機となるわけで、シーズン中でも2週間、練習もできないことになる。

 選手は常に、この不安に付きまとわれる。今や誰が感染しても不思議ではない状況で、なるべく感染しないように気をつけるしかない。試合でも感染防止対策を徹底。Jリーグはガイドラインを作成し、リーグ再開に備えた。

 15日に、Jリーグの日程が発表された。予想通りの超過密日程。厳しいシーズンを戦わなくてはならない。7月10日以降は段階的に観客も招く。まだ完全ではないが、サポーターはスタジアムでサッカーを楽しむことができる。昨年までは当たり前の風景だったのだが…。

 村井氏は「新型コロナウイルス感染の第2波、第3波が来るかもしれない。気を引き締めていきたい」と力を込めた。まだ、何がおこるかわからない。ただ、今季のJリーグの全試合が無事に行われることを祈りたい。(宇賀神隆)