6度目のバロンドール受賞を果たしたメッシ。衰え知らずの32歳が感慨に浸った (ロイター)【拡大】
【パリ2日(日本時間3日)】サッカー専門誌フランス・フットボールが選定する2019年の最優秀選手賞「バロンドール」の表彰式が行われ、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(32)=バルセロナ=が4年ぶりで単独最多となる6度目の受賞を果たした。
初受賞から10年の節目に最多6度目の栄誉を獲得した。登壇したメッシは家族からの祝福VTRを見ると、少し照れくさそうな笑顔を見せた。
「初めての時は22歳できょうだい3人とパリに来た。10年経ち、妻と3人の子供と来ている。とても特別な思いだ」
初受賞は2009年12月1日。32歳となった天才は昨季リーグ戦で最多36点、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも得点王(12点)と健在だ。CLを制したリバプール(イングランド)のオランダ代表DFファンダイク(2位)も有力視されたが、“個の力”で各国記者の票を集めた。
「もう先が長くないのは分かっている」と選手として残された時間は自覚する。それでも「もっと長くプレーしたい。CLや南米選手権で優勝したい」。昨季は逃したクラブと代表での二大タイトルに意欲を燃やした。
受賞回数で並んでいた長年のライバル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)は3位、4位はセネガル代表FWマネ(リバプール)だった。