2019.11.16 10:00

【釜本邦茂 レジェンドチェック】永井よ、南野よ、エゴイストになれ

【釜本邦茂 レジェンドチェック】

永井よ、南野よ、エゴイストになれ

特集:
南野拓実
永井謙佑(右)

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 国際連盟(FIFA)ランキング28位の日本は14日のW杯アジア2次予選で、同94位のキルギス戦に2-0で勝利。年内最後の2次予選を4試合連続完封勝利で飾り、F組首位ターンを決めた一戦を日本代表で歴代トップの国際Aマッチ通算75得点をマークし、日本協会副会長などを歴任した釜本邦茂氏(75)が解説。攻撃陣にもっと“わがまま”になることを求めた。

 勝ったという結果だけが残った試合。アウェーの厳しい環境で情報が少ない相手と戦うのは気持ちが乗ってこないこともあるとは思うが、球際の弱さなどが目立った。

 FW永井やMF南野はもっとわがままになっていい。DF長友らベテランに要求しづらいのも分かるが、「ここへよこせ」という主張をしないといけない。それがないから自分のいるところにボールが来ないし、来たパスに合わせることになる。流れの中で点を取れていないのは、細かいズレがあったからではないだろうか。

 南野の(国際Aマッチ)5試合連続ゴールは立派。ただ、1試合1得点ではね…。1試合6得点した私のように、もっと貪欲に2点、3点と狙ってほしい。FW永井も足は速いし、いいものを持っているのだから、頭を使って点に結びつけてほしい。1トップにはやはりゴールが必要だ。

 FIFAランキングが格段に下の相手と試合をすることには疑問が残る。ほとんどが陸続きで、新幹線で大阪から名古屋に行くような感覚で遠征できる欧州ならまだしも、時差や長距離移動が伴うアジアでは本大会にたどり着く前に疲れてしまう。下位同士の予選でふるいにかけてから、日本や韓国と対戦するようにしてもいいんじゃないかな。 (1968年メキシコ五輪銅メダリストで得点王)

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