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バルサ移籍の安部裕葵が描く“成り上がりストーリー”

バルサ移籍の安部裕葵が描く“成り上がりストーリー”

特集:
安部裕葵
スペイン1部リーグのバルセロナへの移籍が決まり、取材に応じるJ1鹿島の安部裕葵=茨城・鹿嶋市

スペイン1部リーグのバルセロナへの移籍が決まり、取材に応じるJ1鹿島の安部裕葵=茨城・鹿嶋市【拡大】

 またひとり、日本の次世代を担うホープが海外挑戦を決意した。鹿島アントラーズは12日、日本代表MF安部裕葵のスペイン1部バルセロナへの完全移籍について、クラブ間合意に達したことを発表。これを受けて安部は同日に鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じ、移籍決断に至った背景を明かした。さらなる成長を掲げる20歳アタッカーは、どんな青写真を描いているのか。【取材・文=飯尾篤史】

 想定外だったバルセロナからのオファー

 鹿島アントラーズ加入2年目の昨季途中にクラブへ海外挑戦の意向を伝え、英語も勉強していた安部裕葵にとっても、FCバルセロナというビッグクラブからのオファーは、想定外だったようだ。

 「もちろん、驚きました。全然、僕の視野には入ってないチームでしたから。誰もが知っているビッグクラブですし、冷静に考えることは難しかったですけど、時間が経つにつれて冷静な判断ができるようになりました。高校を卒業して鹿島を選んだように、いい環境で自分の人生を歩んでいきたい。かなり魅力的な名前だし、チームだと思うので、行きたくないという感情は、少しもなかったです」

 バルセロナは、昨季の終わりから安部の出場したすべての試合をチェックし、追いかけていたようだ。バルセロナが関心を持っていることを安部が聞いたのは、コパ・アメリカに向けてブラジルへ出発する直前だった。

 ブラジルに着いた日には内田篤人に連絡し、「もしかしたら、こういう選択もあるかもしれません」と報告し、大会期間中には同じくスペインのRマドリードに移籍を決めた久保建英や、すでにスペインでプレーしている柴崎岳と話をしたという。そして帰国後、この数日間に移籍の決意を固めた。

 バルセロナでは「サッカーの本質を学びたい」

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 では、バルセロナは、安部のどこを評価しているのか。

 代理人を通して安部が聞いたのは、「前目のポジションをやっているが、それ以外もできるのではないか」ということだった。

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