2019.7.3 11:33

【サッカーコラム】ACLの浦和、2年前の再現だ!

【サッカーコラム】

ACLの浦和、2年前の再現だ!

特集:
No Ball, No Life
浦和-蔚山戦の後半、2点目のゴールを決める浦和・興梠(左)=蔚山(共同)

浦和-蔚山戦の後半、2点目のゴールを決める浦和・興梠(左)=蔚山(共同)【拡大】

 【No Ball、No Life】何とも勝負強い。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦で浦和が蔚山現代(韓国)を2戦合計4-2で破り、準々決勝進出を決めた。

 ホーム&アウェーで行われた第1戦はホーム。6月19日に埼玉スタジアムで行われた。前半にFW杉本のゴールで先制したが、その後、2失点し1-2で敗れた。選手たちは「まだ半分が終わっただけ。ポジティブに考えたい…」と強気な発言を口にしたが、アウェーゴール2発はあまりにも痛かった。だが、6月26日のアウェー第2戦は浦和の攻撃が火を噴いた。FW興梠の2発とMFエベルトンのゴールで3-0勝利。見事な逆転勝ちで準々決勝進出を決めたのだ。

 2得点で逆転突破の立役者になった興梠は、こう打ち明けた。試合前日会見で蔚山の監督が「浦和には警戒する選手などいない」と強気な発言をしたことにふれ「それがみんなの耳に入って『ふざけるな』、『やってやろうぜ』となった。逆転勝利の一番の要因は相手監督の一言だと思う」と胸を張った。

 J1リーグ戦では、12位に沈むチームだが、ACLとなると目の色を変える。この傾向は、2年前の2017年シーズンにも見られた。

 この年の浦和は、リーグ戦7位、天皇杯は4回戦、ルヴァン杯はベスト8と国内タイトルを逃した。だが、ACLを制したのだ。その勝ち上がり方が常軌を逸していた。

 決勝トーナメント1回戦は済州(韓国)と対戦し、1戦目を0-2で落としたが、2戦目を3-0とし、逆転。準々決勝は川崎と激突。1戦目は1-3で敗れたが、2戦目を4-1で勝ち、2戦合計5-4とした。大逆転の勝ち上がりで、優勝へつなげたのだ。

 今回のACLも、リーグ戦の状況なども合わせて2年前に酷似している。2年ぶり3度目のアジア制覇を目指す浦和の準々決勝の相手は、上海上港(中国)に決まった。2年前は準決勝で対戦し、勝利を収めた相性のいい相手。その“再現”が期待される。(宇賀神隆)

  • 浦和-蔚山現代戦で勝ち越しゴールを許し、肩を落とす浦和イレブン=埼玉