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鳥栖・トーレス、スペイン紙に引退発表後の心境を語る「引退はスペインへの郷愁のためじゃない」

鳥栖・トーレス、スペイン紙に引退発表後の心境を語る「引退はスペインへの郷愁のためじゃない」

鳥栖・トーレス、スペイン紙に引退発表後の心境を語る「引退はスペインへの郷愁のためじゃない」

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 先に現役引退を発表した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、スペイン紙に対して現在の心境を語っている。

 8月27日のヴィッセル神戸戦で、18年に及ぶ長いキャリアに幕をおろすことになるF・トーレス。同選手はスペイン『アス』の旧知の仲である著名記者、ハビエル・マタジャナス氏とのインタビューに応じ、引退発表後の気持ちを素直に述べた。

 フットボール史にその名を深く刻むF・トーレスはまず、今季限りでの引退が長い時間をかけて下した決断であったことを告白している。

 「考えた末に決めたことだ。同業者が同じ決断を下したときには、とても悲しくなったね。ジェラードが引退したときには寒気がして、こう言ったものだよ。もういい、終わったんだ、これ以上彼のプレーを見れない、彼と楽しむことができたし、彼と話し合えることはいっぱいある、ってね。(引退は)本当に自分の番が回ってきたと感じるまでは、絶対に回ってこないことのようにも思えていた。色々なことを考慮して、それが最善だと考えるまでは、ね」

 「アトレティでそうしたように、しっかり別れを告げられるタイミングを探したよ。決断を下してクラブ(サガン鳥栖)に伝えたとき、社長はショックを受けていた。そこから、僕の意思が確かなものなのか、どうやって取り扱っていくべきなのか、自分にクラブと関係を保ち続ける考えがあるのか、といった話し合いが行われることになり、発表が遅くなっていった。でも、この決断は考え抜いた末の、100%納得いくものなんだ」

 また、母国スペインに郷愁を誘われたのか、との問いには次のように返答している。

 「いいや。僕は日本での日々を家族と一緒に楽しんでいるし、ファンタスティックな経験をさせてもらっている。僕たちは高潔な心を持った人々がいる、とても素晴らしい国を知り、本当に多くのことを学ばせてもらったんだ。ただフットボール的には、自分自身に求めるレベルにもう少ししたら届かなくなる、快い状況ではなくなるということに気づいた。だから誠実になって、その瞬間が訪れる前に別れを告げることを選ばせてもらった」

 「契約は来季まで残っているけど、でもそれをまっとうするかどうかという問題じゃない。全員にとって最良の形でなくてはダメなんだ」

 Jリーグでは以前のようなゴール数を記録できなかったF・トーレスだが、そうした成績面も決断を下すことにつながったのだろうか。

 「自分の成果は決断に影響していない。フィジカル面よりも、メンタル面によって導かれたことだった。もちろん、そうしたすべてが、どんどんつらくなっていくわけだけど。自分がどうなっていくのかなんて、予想がつくものではないんだ。僕は完全なる冒険に乗り出して、こうなったということだよ」

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