2019.6.20 22:03(1/3ページ)

異次元に速いパススピード なでしこが直面する欧州勢との力の差

異次元に速いパススピード なでしこが直面する欧州勢との力の差

後半、2点目のゴールを決め喜ぶイングランドのホワイト(中央)=ニース(共同)

後半、2点目のゴールを決め喜ぶイングランドのホワイト(中央)=ニース(共同)【拡大】

 世界の女子サッカーの潮流は急速に変化している。なでしこジャパン(日本女子代表)は日本時間20日、女子ワールドカップグループステージ第3節・イングランド戦で0-2の敗戦。決勝トーナメント進出は決定したものの、厳しい状況に直面した。この試合から見えた課題とは?【取材・文=馬見新拓郎】

 足りなかった力強いパス交換

 FIFA女子ワールドカップフランス2019のグループステージ第3節に臨んだなでしこジャパン(日本女子代表)は19日、イングランド女子代表と対戦し0-2で敗れた。

 すでにグループステージ突破を決めているなでしこは、勝利すれば1位で、負ければ他試合の結果次第で、3位でのノックアウトステージ進出の可能性もあるという条件だったが、同組のスコットランドvsアルゼンチンが3-3に終わったため、なでしこは2位でのGS突破が決定した。

 イングランドはヨーロッパ最終予選を7勝1分の無敗で通過しており、29得点1失点という攻守が充実したチーム。なでしこにとっては、その力の差を見せつけられた90分だった。

 なでしこの中盤から前に入ったボールに対し、イングランドは厳しいプレスでボールホルダーに襲いかかると、MF杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)やFW岩渕真奈(I神戸)は簡単にボールロスト。選手たちはそれを避けるために、速いテンポでボールを回そうとするも、今度は周りの選手のトラップがぶれ、それをまたイングランドに拾われる悪循環に陥った。

 DF熊谷紗希(リヨン)はこの試合に向け、「どんどん前からボールを奪いにいき、勢いを持って攻める」と、GS第2戦のスコットランド戦で奏功した形を続けようとしたが、逆にそれをイングランド側に許してしまった格好だ。

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  • 前半、クリアする日本代表・小林=ニース(共同)
  • 前半、ボール追う日本代表・中島=ニース(共同)
  • 後半、セーブする日本代表GK山下=ニース(共同)
  • イングランドに敗れ、観客にあいさつする日本の選手ら。1次リーグD組2位で決勝トーナメント進出となった=19日、ニース(共同)