2019.6.15 07:52

レアル移籍決定の久保建英は南米選手権へ集中「初戦がチャンス」

レアル移籍決定の久保建英は南米選手権へ集中「初戦がチャンス」

練習する久保建英(中央)ら=ブラジル・サンパウロ(撮影・甘利慈)

練習する久保建英(中央)ら=ブラジル・サンパウロ(撮影・甘利慈)【拡大】

 サッカー日本代表は14日(日本時間15日)、ブラジル・サンパウロ州内で南米選手権に向けた練習を実施した。J1のFC東京からスペイン1部リーグのレアル・マドリードへ移籍が決定したMF久保建英(18)が、移籍発表後初の取材対応。大会へ向けて意気込んだ。

 移籍先のスペインからも記者が駆けつけるほどの関心が、18歳の発言に向けられた。久保は冒頭に「大会に集中したいので、大会のことだけでお願いします」と断りを入れ、17日(日本時間18日)のチリ戦に向けて毅然(きぜん)とした振る舞いで言葉をつないだ。

 「自分の勝手な印象ですけど、日本はあまり知られていないし、軽く見られていると思う。だからむしろ初戦がチャンスですし、そこでしっかり勝ち点3を取りたい」

 南米選手権の主力として、難敵チリをたたく。目線はピッチに向けられていた。すでに先発メンバーを公言するなど、どこか余裕ムードの王者にもひるまず、自分のプレーを出すことを目指す。移籍が発表されて初めてとなるこの日の練習でも、ミーティング前に森保監督と談笑するなど自然体。だが、A代表について話が及ぶとプライドものぞかせた。

 「一回座った椅子は簡単には手放したくないですし、それを思っていない選手はいない」

 9日のキリンチャレンジ杯・エルサルバドル戦でA代表デビュー。後半22分からの途中出場で惜しいシュートも放つなど観客を沸かせたが「南米選手権では決めたい」と結果へのこだわりを口にしていた。それはもちろん今も同じ。「練習や試合から全てにおいて、自分が必要だぞ、ということを周りに示していければいいなと思います」。ポジション死守へプレーでの存在証明を誓った。

 「ずっと優勢で試合を進められるということもないし、劣勢に陥るときもあると思う。その中で何ができるか」

 難しい展開になることは折り込み済み。その中でも輝きを放つべく「レアルの久保」が準備を進める。